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「ピンクとグレー」感想

加藤シゲアキ著「ピンクとグレー」の感想です。
1度読んでも、これは2度、3度と読まなければきちんと理解できそうにない。
それから感想を書こうと思ったのですが、なかなか再読ができず、
1度読んだのも忘れてしまいそうなので、書いてしまいました。



続きに(長文です)





純粋な書評的な感想は書けません。
こんなに作者を意識しながら小説を読んだのは初めてで、
私は最後まで、「これをシゲが書いた」ということが頭から抜けることなく
読んでしまいました。多分、2度、3度読んでも変わらない気がします。
そういった前提での感想で、純粋な小説の内容の感想ではないです。

まず、目次を見ただけで、この小説の凝りようがわかります。
年齢ごとの章、時系列が行ったり来たり、
そして章題が年齢にふさわしいような飲み物で統一されていて、
わあ~オシャレ~
時系列が行ったり来たりの小説って、頭が弱い私は読んでて今がいつなんだか、
あれ?この章はこの章より前なんだっけ?とか混乱しやすいんだけど、
年齢だからわかりやすい♪

全体を通して好きなタイプの小説だと思ったのは、読んでいて映像が思い浮かべやすいってことですね。
繊細で細かくて具体的な描写だし、舞台になるところもリアルな場所だったり、
映像を意識した文章なのかな~と思えました。意識してでなくても、
映画好きのシゲが書くとそうなっちゃうんでしょうか?

シゲの頭の中を覗いているような気持ちになりました。
シゲが参考にしたり、名前を挙げている映画や音楽をもっと知ってたら
もっと深く理解ができるのでしょうね。
私は「スタンド・バイ・ミー」ぐらいしか知らなくて・・
「スタンド・バイ・ミー」みたいな世界は好きなので、4人の仲良しの他愛もないけど、
とても温かい関係が好きでした。
読み進めてから、ここが暖かであればあるほど、対比で後の苦悩が際立つのだな~と感じました。

前半、特に凝りにこった描写が多くて、ちょっと理解しづらい暗喩とかいっぱいで、
いちいち引っかかっちゃう私はなかなか読み進められませんでした。
久しぶりに真面目にわからない言葉を調べたりしました。アスホールとか(笑)
この表現の凝りようがいかにもシゲだーーって思うと
なんだかすべての文、一言一句まで愛おしい気がして、
ストーリーだけ追って急いで読むことができなったんです。
ただ、加藤シゲアキを知らない一般読者のことを思うと、
すこし懲りすぎかな・・前半で退屈されて放置されたらそれまでだものね。

中盤からはストーリーに引き込まれ、一気に読み上げてしまいました。
前半のストーリーにこんなにたくさんの伏線が仕掛けられていたのかーー!
えーー!石川は男じゃなかったのー?
とか、ファレノプシスってそんな意味だったのかーー!
とか、やられたー!ってことがいろいろ出てきて、まんまと引き込まれました。
シゲの手腕、なかなかです。

そして、舞台が芸能界になってくると、のぞき見しているような
ファンが読んでワクワクするようなところも多々あり、
けれど、ピンクのごっち、グレーのりばちゃんそれぞれの想い、苦悩が
シゲの心の中を覗いてるようでもあり、シゲの周りの人物に当てはめたくなったりもあり・・・
フィクションでありながらノンフィクションがのぞくようでもあり、心がザワザワ
複雑な思いもありながら読みました。

りばちゃんはシゲに重ねて見る人が多いけど、Mさんにも重なったり、
ごっちはYくんだとかRくんだとかいろいろ意見があるけれど、
やっぱり私はYが浮かんでしまったけど・・・

二人の複雑で濃密な関係性
ピンクとグレーに象徴される二つの世界にわかれ、反り返ってしまった「男の友情」が、
再開してまた近づき、そして「死」によって
反り返った分反転するように一体化していく過程
ごっちの目線とりばちゃんの目線が交錯するような書き方
このあたりちょっとヲタク臭もただようような独特の世界をつくりあげてますよね。

「友情」の枠を超えた想いをどうとらえればよいのか?
死の後始末を託すごっち、死体を美しく装わせるりばちゃん
ごっちを演じ、一体になろうとするほどの想い
BLBL、萌え~ととらえるのは簡単だけど、

シゲが書きたかったのはそういうことではないんだと思う
私が勝手にたどりついた解釈は
ごっちもりばちゃんも言ってみればシゲの中から生まれてきたシゲの分身
だから最後に一体化させたかったのかな?なんてね。


ただ一つ残念だったのは、小説を読む前にシゲのラジオで受験生に向けてのエールで
「やるしかない、やらないなんてないんだから」と言っていたとき
シゲなんて素敵なことを言うんだ~!!って感動したのに、
それがこの小説のキーワードで、自殺を選ぶときにも使われてるんだよね。
ちょっとショックでした。



小説としてすごく力作、秀作だと思う。
文章力だけでなく、構成力もあるし、材料になる知識も豊富
テクニックも勉強している。そして、
1か月半でこれを書き上げた力はすごい!

正直、次回作も楽しみです。

でも、やっぱり
「NEWSの活動が忙しくて書けないんだよね~」
ってニヤニヤしながら言ってもらうのが理想だけどっ!!
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感想の感想

ぶらうにいさん、こんばんは!
お忙しい中、ピングレの感想をUPされてて嬉しいです(^-^)

小説を読むにあたって、鮮明に作者の顔が浮かんでくるのも善し悪しですね。
どうしても、読みながらシゲの顔がちらついてくる。でも、後半はそんなことを忘れさせるくらいの勢いがありました。

ただ、いろいな伏線やら技法が多用されていたので、読み終わった後の肩こりが半端なかったです。芸能界を舞台にあえて書きあげた、それが自分の強みだと言いきるシゲ、そこまでの過程を思うと胸が熱くなります。
いい男!増田クンが人間として好きな訳がよく分かります。

ぶらうにいさん、こんばんま♪
コメントご無沙汰している間にもたくさんのエントリーで楽しませてもらってました☆⌒(*^∇゜)v

竜宮城に行ってる間に色々あったんですね~
とりあえず明日アイドル誌のチェック&ドリトル観賞します。あ~楽しみだ!!

ぶらうにいさんもお忙しいので体に気をつけて下さいね。

Re: 感想の感想


スギッチさんこんにちは^^
再読して・・なんて思ってたらいつになるのかわからないので、
えいやっとUPしてしまいました。半分ぐらいはだいぶ前に書いたものです。

> 小説を読むにあたって、鮮明に作者の顔が浮かんでくるのも善し悪しですね。
> どうしても、読みながらシゲの顔がちらついてくる。でも、後半はそんなことを忘れさせるくらいの勢いがありました。
 ―私は、最初の何ページか読んだところで、一般目線で読むのは無理だと放棄、
もう反対に「シゲの顔」を思い浮かべながら読むことを楽しもうと思いました。
でも、確かに後半は気が付けば小説の世界に引きずり込まれていました。

> いい男!増田クンが人間として好きな訳がよく分かります。
 ―ホントに、いい男です!前から、シゲのことは人間として好きだったけど、
ますます好きになっっちゃいました。
まっすーもシゲのこと好きなら、早く読まなくちゃね~

どんぐりさんへ

竜宮城からお帰りなさい^^

どんぐりさんお池じゃなくて、そんなところにはまってましたか(笑)
でも、悲しいかなその間に増田さんのニュースもNEWSのニュースもなく・・・泣
ひたすらシゲ祭りです。

また、いっぱい語ることができると嬉しいんですが・・・
個人的にもちょっと忙しく、ドル誌やラジオを細かく書く時間がありません。
当分ボチボチ更新になると思いますが、
よろしくです。

コメントはいつでも嬉しく読ませてもらいます。




プロフィール

ぶらうにい

Author:ぶらうにい
NEWS、テゴマスの増田貴久クンを応援しています。2009年秋頃からのファンです。
まっすーのお母さん世代のおばちゃまです。家族は夫と今年20歳になる娘1人(マカロンの名前で登場)の3人。

お返事はコメント欄のコメントのみさせていただき、拍手コメントのお返事は原則失礼させていただきますm(__)m  でも、すべてのコメントは楽しみに必ず読ませていただいています。

現在、コメントは認証制にさせていただいています。公開にふさわしくない内容や、ブログの内容に関係のないコメントは非公開、または削除させていただく場合があります。

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